出世の石段
「出世の石段」
知っている人も多く有名なフレーズなのですが、虎ノ門・愛宕神社にある名物の階段の事です。
愛宕神社はBICYCLE COFFEE TOKYOから歩いて3分の所にあり、1603年に愛宕山に創建された歴史のある有名な神社で、出世に関する逸話があるのです。
1634年、江戸三代将軍の徳川家光が、愛宕山の満開の梅を見て「だれか馬にて山の上の梅を取って参れ」と命じたようですが...
もちろん、馬に乗って急な石段を登れる武士など誰もいないと思っていたところ、一人だけ登り始めて梅をゲットして降りて来た武士、曲垣平九郎がその後日本一の馬術名人として褒め讃えられたようです。
これが1日で見事出世した人の石段ストーリーです。
虎ノ門周辺はオフィス街ということもあり、出世欲の強い方々が愛宕神社へお参りに行くのをよく見かけます。
私は虎ノ門に勤務し始めてから数回行ってますが、未だ出世の気配はありません...
世は代わり、石段を登ったからといって出世できる時代ではないようですが、虎ノ門にお越しの際はぜひ「出世の石段」を登って見てください。